中学生の部:作文の部

佳作

「ぼくが外国人だったら」

久保田町立思斉中学校 一年:山本 朗弘

 「ぼくがもし外国人として久保田町に住んでいたとしたら、今と同じ生活が送れるのだろうか。」ぼくは、県立宇宙科学館に行ったときに見た外国の人を見て思った。そして、ぼくが外国人だったとき、どんな点で絶対に困るかを考えてみた。

 一つ目は言葉だ。周囲の人が皆、日本人で日本語しか話せないとする。聞きたいことや分からないことがあっても外国語では通じない。そうするとぼくは、きっと役場に行くだろう。しかし、役場で通じる外国語は、ぼくが聞いたところ、英会話をしている人と韓国語を練習している人しかいないらしく、それも不十分らしいから、英語と韓国語が少しということになる。これだけだと、おとなりの中国の人が来ても、通じないのだ。万一の事も考えて、近くの国の言葉が話せるようにしないと、困ると思う。

 二つ目は情報だ。ぼくの住んでいる町には、「広報くぼた」という情報誌がある。これは町民に情報を伝えるものだ。町民は外国の人が住んでいればその人も当たるのに、このような情報誌はないそうだ。となると、外国の人はどのようにして、情報を得るのだろうか。得られないなら、運動会、町の行事など参加ができない。つまり、楽しみが減るということだ。そんなの絶対いやだ。

 三つ目は連絡だ。阪神大震災のような地震や火事が起きたとき、日本語で指示されても、自分が何をすればよいか分からず、動くことができないと思う。きっと、逃げ遅れたりして、身の危険にさらされることになるかもしれない。そうならないためにも、地区ごとに、少しは外国語の話せる人がいないと困る。

 今、日本は便利で豊かな生活ができるが、だれもがそんな生活ができるわけではない。だから、だれもが同じ生活ができるように、がんばっていかないといけないと思う。今のままでは、外国の人はぼくたちと同じ生活ができない。ぼくも中学校で英語を学習しているので、一生懸命勉強して、日本語のものを訳したり、困っているときには一声かけて、助けてあげることができるようになりたい。そして、外国の人が日本に来ても困らないようにしていきたいと思った。

 これから町を支えていくのはぼく達だ。今の現状を再認識し、今、自分に何ができるかを考え、積極的に取り組んでいこうと思う。

(原文のまま)