ユニバーサルデザイン(UD)は「人にやさしいデザイン」。全ての年齢や能力の人々に対して、できるだけ利用しやすい製品や環境をデザインするという考え方です。佐賀県は「三世代みんなが安心して暮らせるまち」を目指して、ユニバーサルデザインを積極的に推進しています。
皆様の“ものづくり”を応援します。
UDのカリスマ、潮谷義子さん(前・熊本県知事)をお招きして
連載コラム「さがUDカフェ」は、佐賀県が推進している「ユニバーサルデザイン(UD)」について、担当部署の課長に登場いただき、様々な取り組みの現在(いま)を皆さまにご紹介するコーナーです。
「さがUDカフェ」5号店は、わが県が世界に誇る「有田焼」の産地・有田地域において、陶器づくりの新時代を切り開こうとする人々のユニバーサルデザインの取り組みについてご紹介します。
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皆さまの“ものづくり”を応援します。 佐賀県農林水産商工本部新産業課長 西村宏之 |
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佐賀県では、ユニバーサルデザインの取り組みを、ものづくりの面からもサポートしています。
今回、デザイン開発で支援を行ったカレー皿が平成20年度の佐賀県UD推奨品に選ばれました。
このカレー皿は、有田焼卸団地協同組合が中心となって、地元の窯元さんたちと共同で開発した商品で、これまでにないカレー皿を目指し、専門店の料理人、フードコーディネーター、カレーにこだわりのある人々や女性を中心に様々な意見を取り入れ、繰り返しの試作を経て誕生した「極上のカレー皿」です。
昨年11月に開催された有田の秋の陶器市でデビュー以来、3ヶ月余りで9,000万円を超える出荷額を達成するなど、昨今の不景気の中でも順調に売り上げを伸ばしていると聞いています。
持ちやすさやスプーンでのすくいやすい角度など使いやすさはもちろんのこと、上品で洗練されたデザインが高い評価を受けました。皆様にも、是非お使いいただければと思います。
今や家庭料理の定番メニューとなったカレーですが、ご家族そろって、極上のカレー皿で食べるカレーの味は、また格別ではないでしょうか。
これまで、支援を行ってきたものでUD推奨品に選定されたものは、昨年度のビアグラスに続きカレー皿で2件目となりました。私たちが支援した製品がこのような形で認められるということは、非常にうれしい限りです。
ユニバーサルデザインというと何か大げさに考えがちですが、こうした日常で使うものの中にもさりげなくUDの要素がはいることで、誰でもが使いやすく、しかもデザイン性に優れたものが出来上がり、皆様の生活に潤いを与えることができるということをお伝えしていくことも私たちの仕事であると考えております。
これからも、一つでも多くの製品がUD推奨品に選ばれるよう、ものづくりのお手伝いをしていきたいと思っています。
| 西村課長さん、ありがとうございました。 現在4弾目の「匠の蔵」シリーズ。巷では「プレミアム」という言葉をよく耳にします。使う人の立場から、感性に訴える使いやすさを魅力的にデザインすることが、商品の基本品質として消費者から求められる時代です。 県内の地場産業でも、例えば有田の究極のラーメン鉢、至高の焼酎グラス、プレミアムビアグラスなど、使い心地を追及したちょっと贅沢な商品は、幅広い消費者に受け入れているようです。「匠の蔵」シリーズは、総出荷高で11億円を超えるヒットを生んでいます。 ユニバーサルデザインは、「プレミアム」を支える商品の基本品質のひとつ。あなたの企業の製品づくりにも、ユニバーサルデザインを取り入れて、本物の「プレミアム」を実現してみませんか? |
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県では、行政・企業の方だけでなく、CSO(※)の方にもユニバーサルデザインについて知っていただき、ユニバーサルデザイン(UD)の考え方を日々の活動にぜひ取り入れてもらいたいと、県民だれもが参加できる講演会等を開催しています。
UDを取り入れるといっても、何から手をつければ分からない…とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。そういう方にこそ、参加してヒントをつかんでいただければと思います。
今年度は、7月に「さがUD実践講座」を開催し、多数のご参加をいただきました。
来たる3月24日(火曜日)には、13時30分から「さがユニバーサルデザイン(UD)フェスタ2009」を佐賀市の「アバンセ」で開催します。
講演「一人ひとりが輝くユニバーサル社会へ」では、核家族化が進み、高齢者のひとり暮らしの増えた私達の社会で、障害者・高齢者・子供連れなどでも、住みなれた地域で安心して自立した暮らしを営むために、ユニバーサルデザインの果たす役割の重要性について、潮谷義子さんにお話いただきます。
潮谷氏は、佐賀県出身、児童福祉施設勤務等を経て、平成11年に熊本県副知事、さらに平成12年から同県知事を2期つとめられました。
知事時代にはユニバーサルデザインを県政の基本理念として、県の取り組みにとどまらず、民間やNPO組織と協働した事例を多く熊本県内で創出されています。
県内における事例紹介もございます。「NPO法人お世話宅配便」の井手将文さんには、UDを取り入れた取り組みを発表していただきます。
また、県内のNPO法人として初めて、内閣府のバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰を受賞された「NPO法人市民生活支援センターふくしの家」の活動についてもご紹介します。
このほか、県内の様々なUDの取り組みを表彰する「佐賀県UD大賞」、小中学生によるUDのアイディア・ポスター・壁新聞・作文を表彰する「佐賀県こどもUD作品コンクール」、県内で企画・製作されたUD製品を県が選定する「佐賀県UD推奨品」につきましては、知事表彰を行うほか、会場で展示を行います。
参加費無料、事前のお申込は必要ありません。ぜひお気軽にご来場ください。
(※)CSOとは、「Civil Society Organizations(市民社会組織)」の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体に限らず、婦人会、老人会、PTAといった組織・団体も含めて「CSO」と呼称しています。
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