ひとつ屋根の下で

 でも、利用者が少ないながらにも「ふくしの家きはら」には、今まで私が勤めてきた保育園にはない、密度の濃いものがたくさんありました。
 それは、いろんな人がこの小さな家に出入りしていることでした。 おばあちゃんがコタツに入れば、子ども達も一緒にコタツに入ってみかんを食べる。 子ども達が大騒ぎをしていれば、おばあちゃんが渇を入れる。洗濯物をたたんでいれば、いつの間にかおばあちゃんも子どもも一緒にたたんでくれる。
 障がい者・障がい児がそこにいても、特別な目で見ることなく、一昔前の大家族という感じで、みんなが違和感なくそこで過ごしていました。 私には、高齢者、障がい者、障がい児、健常児がひとつ屋根の下で同じ時間を過ごすのが衝撃的で、新鮮でした。

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