平成16年4月、障害者の支援費制度が始まり、7月1日に子育て支援部門で「児童デイサービス」の指定を受け事業を開始しました。 「障がい児デイルームぷりん」と名づけました。「ぷりん」に深い意味はありません。
この制度が始まる前から障がい児の受け入れは、若干やっていたこともあり、これを機会に障がい児も、もっと受け入れようと始めました。
当時は知名度も低く、本当にニーズがあるかと思いましたが、1年ほど経つと徐々に知名度も上がり、口コミなどで利用者も増えました。
「しゅーくりーむ」と「ぷりん」は、一つ屋根の下にあり、書類上は部屋も分けています。場合によっては個人個人で落ち着ける場所を確保したりするときもありますが、小さな平屋の民家です。健常児も障がい児も基本的には同じ部屋で同じように見ています。
障がいを持った子どもを持つ親でも他の親と同じように働く親はいるのだし、働きたいと思っている親もいると思います。 今まで、何故こういうスタイルの預かりがなかったのだろうと思いました。
保育園は「保育に欠ける子ども」を預かる所であって、「障がい児は受け入れなくてもよい」とは決まっていません。 しかし、障がい児を受け入れる保育園は、まだまだ少ないのが現状です。
「障がいを理由に入園を断られた」という話をよく聞きます。そういう話を聞く度に「同じ子どもなのになんで預かれないのだろう」とはがゆい気持ちになります。お母さんたちからも「健常の子どもと接してほしい」という声をよく聞きます。
私は、スタッフたちに「「しょうがい」は「障害」ではなくて、その子の「個性」だと思って子どもと接して」とよく言います。「障害」と思って接していると、健常の子どもとの間に見えない壁ができそうな感じがするからです。
「ぷりん」開始から2年ちょっと経った頃、子育て支援部門の赤字脱出が見えてきました。「ふくしの家」が始まってから、丸10年です。
巨勢町に移転して5年ほど経ち、利用者が増えてくると、民家で20名ほどの子どもたちを見るのは限界があります。 小さな庭は、10人も子どもが外に出れば、ぎゅうぎゅうで走り回ることもできません。もっと広い場所に移れたらとずっと思っていました。こんなに何回も引越しをする託児所も珍しいと思います。
不動産屋を回ったり、知り合いに尋ねたりしてやっと大財に庭の広い民家を探し当て、平成19年5月28日に移転しました。庭は巨勢町の3倍はあり、部屋も2部屋確保することができました。
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