嬉野温泉の施設改修

 先ほど施設改修の話をしましたが、事例報告ですので、一番真っ先に改修した旅館の話をしたいと思います。
 嬉野温泉には40軒ちょっとの旅館があります。 この中で第一番目に私たちの考えに賛同いただいたのは入船荘です。社長が凄くハートのある方。「小池さん、やるなら絶対、一番最初に僕のところでさせてよ」という熱い思いで実現しました。
 上の写真(事例発表【プレゼンテーション資料】(pdf:221kb)を参照)ですが、ここは押し入れだったところです。これを壊して、ここはトイレで、洋式でしたが、一人かがむので精一杯という広さでした。そこで、和室をツインルームに、トイレを車イス対応と提案しています。
 車椅子でも入れるようにこれだけのスペースを広げて、押入れを抜きました。 これが改修前、トイレはこの広さしかありませんでした。
 これは改修前、和室の入口。押し開きの扉です。 これが改修後、スライド式のドアに変えました。車イスも楽に入れるようになりました。
 これが改装前の和室。ここに段があって、和室に上がる。この向こうが押し入れだった。 押入れを壊したので、全部フローリングにして、車イスでも上がれるようスロープをつけて、中に行けるようになりました。
 入口は、ここです。こちらから入ってきて、ここで展開できる。この椅子は自由に動かせるので、都合のいい場所に置けばいいわけです。
 これが改装前と改装後のトイレです。この床の絵は個人的に気に入らないですが。便器はそのままですから、凄く広くなっています。ここからスロープで降りて、車椅子で回れる広さも十分にあります。手すりも付いています。 この移した位置がこの辺りからになります。この角がこれという感じになります。
 ついでに温泉もしようということになった。部屋にはお風呂がありません。廊下を挟んだ真ん中に家族風呂がなります。15センチくらいの段差があったのですが、スロープをつけてもらいました。
 ここから入って、ここが更衣室。車イスが一回転できる幅があります。浴場へもスロープをつけてもらいました。
 最初、中はこんなお風呂でした。降りるのに段があって、スノコもこの大きさでした。ここに大きな石がありました。大きい石は、片麻痺の私には便利だったのですが、車イスの人にとっては邪魔。結局、外すことにしました。
 この後、このようになりました。 この石段部分がスノコで上がった。スノコから(浴槽まで)53センチになりました。車イスはここに移乗する。全ての人というのは無理ですが、少なくとも脊椎損傷でスポーツなどしている方はご自分で移動できる高さになりました。 また、車いすをお使いになる方は、おしりの皮膚が敏感なので、石がザラザラするのはよくありません。このため、壁と同じタイルを張っていただくことにしました。つるつるになりました。
  お風呂の中は、石が一箇所付いていました。余った石をもってきてもらって、違った高さの石を3段。一番高いのが20センチ、また10センチ差がある。ここについていた石はここに行きました。家族風呂ですが、ここの長さが1.8メートル。子どもさんをそのまま入れると沈没しています。そういう意味でも、この石はメリットがあるということです。
 手すりも、最初は1つでした。色々と検討して、みなさんと話し合いをして、手すりの位置を決めて付けました。どの方角から入っても入りやすいし、上がりやすい、一応そういった形で作りました。
 これが第1弾ということで運用しています。
 高級旅館ではないですが、格安の費用でお泊りいただけます。素泊まりなら一人4000円で泊れます。家族風呂も無料でお入りできます。よかったら是非ご利用ください。
  その他の事例として、和楽園さんという旅館があります。センターを作る前にやったのですが、多目的トイレ、車イス対応レストランへのレストラン、部屋風呂つきバリアフリールームを検討いただいています。
 和田屋別荘さんは、部屋風呂つきバリアフリールーム2台、リフトつき送迎車を計画されて、3月末に実行されます。

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