「ユニバーサルデザイン」とは、ユニバーサル(すべての、普遍的な)とデザイン(計画、設計)の2つを組み合わせた言葉で、製品、建物、空間、環境等を、様々な人ができる限り利用可能であるようにはじめから考えてデザインするという概念です。世の中には、男性や女性、子どもやお年寄り、身体に障害をもった人、日本語が分からない人など様々な人たちがいます。こうした違いを超えて、できる限り多くの人に使いやすいよう考えてつくることがユニバーサルデザインなのです。
ユニバーサルデザインと比べられるものに、バリアフリーという言葉があります。「バリアフリー」とは、もともとは建築用語で「バリア(障壁)」を「フリー(のぞく)、」つまり障壁となるものを取り除き、生活しやすくすること、具体的には段差を解消するためのスロープや、車いすを使っている人も利用できるトイレの設置などがあります。バリアフリーは、問題を発見しその解決を図るものである一方で、ユニバーサルデザインは、はじめから高齢者や障害のある人を含めてできる限り多くの人に使いやすいよう考えてつくるものであり、これまでのバリアフリーの概念とは異なるものです。
ユニバーサルデザインには、7つの原則があります。ここからこの7つの原則を少し具体的に説明していきます。
誰にでも利用できるように作られており、かつ、容易に入手できること。
使う人のさまざまな好みや能力に合うように作られていること。
使う人の経験や知識、言語能力、集中力に関係なく、使い方がわかりやすく作られていること。
使用状況や使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に伝わるように作られていること。
ついうっかりしたり、意図しない行動が、危険や思わぬ結果につながらないように作られていること。
効率よく、気持ちよく、疲れないで使えるようにすること。
どんな体格や、姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしやすいスペースや大きさにすること。
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